アシックス タイとマレーシアに直営店をオープン

2018/11/28 06:30 更新


 アシックスは今月、タイのバンコク、マレーシアのクアラルンプールで相次ぎ直営店をオープンした。近年、東南アジアでのビジネスを強化しており、今後も直営店を中心にブランドの世界を顧客に直接伝え、同地域でのブランド認知向上と売上高拡大を図る。

(小田茂)

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 9日にバンコクでオープンした「アシックスアイコンサイアム」はタイ最大規模の複合施設「アイコンサイアム」に入居した。店舗面積は249平方メートル。17日にクアラルンプールでオープンした「アシックスパビリオンKL」は繁華街のブキッビンタンを代表するSC「パビリオン・クアラルンプール」に入った。219平方メートル。

 両店とも天然木の什器やLED照明を活用し、高機能商品にナチュラルで温かみのある空間が調和した独自の世界を表現した。3次元足形計測機による足型の細密な測定や走行時の足の運びを分析する「アシックス・フットID」を常設し、顧客に合ったシューズを提案する。両国では初めて競技向けの「アシックス」とスポーツライフスタイル向けの「アシックスタイガー」の2ブランドを同一店舗で扱う。

 同地域では12年にシンガポールで設立したアシックスアジアに東南・南アジア地域の統括会社としての機能を持たせながら、各国に現地法人を設立してきた。16年にアシックスタイランド、17年6月にはアシックスマレーシアを設立し、現地での営業やマーケティング活動をより一層強化した。

 タイでは今年4月に「オニツカタイガー」ブランドの直営店「オニツカタイガーサイアム・センター」を出店、マレーシアではパートナーストアの直営店化を進めており、今回の店舗を含めて同国内6店となった。

17日にクアラルンプールでオープンした「アシックスパビリオンKL」
9日にバンコクでオープンした「アシックスアイコンサイアム」


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