26年春夏デザイナーコレクションは引き続き、女性の体に焦点を当てたスタイルが目立った。健康的な女性の体の美しさを、ポジティブに見せたもの。ここ数年続くトレンドが、少しずつ形を変えて進化している。今シーズンは、セクシーなイメージは控えめ。すっきりとモダンな表現が新しい。
(青木規子)
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女性の体に焦点を当てたスタイル「ボディープライズ」が最初にトレンドに浮上したのは23年春夏。今回で6シーズン目になる。当時、浮かび上がったキーワードはセンシュアル、肌見せ、透け感。スラッシュを入れたランジェリードレス、シフォンで仕立てたコルセットドレスなど、女性の体を直接的に見せるスタイルだった。
そこから少しずつ進化して、26年春夏はぐっとモダンになった。ランジェリーやボディーコンシャスなアイテムを軸にしながら、ディテールをそぎ落とし、シンプルに再解釈。立体的な体の膨らみを強調するブラやコルセットが、平面を意識してすっきりとしたイメージになった。

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