旭化成「ロイカ」 リサイクル糸など環境配慮を軸にデニム向け販売を強化

2024/12/19 13:00 更新NEW!


キングピンの旭化成「ロイカ」の出展ブース

 旭化成はスパンデックス「ロイカ」のデニム向け販売を強化している。リサイクル素材、サステイナブル対応などを前面に打ち出し、レンチングやカイハラとの連携、国際展示会への出展などを進めている。

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 リサイクル原料使いの「ロイカEF」と生分解性を持つ「ロイカV550」などプレミアムストレッチファイバーと位置付ける特化素材群を中心に拡販する。

 今年4月に続き、10月にオランダ・アムステルダムで開かれたデニム展のキングピンにも出展し、レンチング、カイハラと共同で、環境配慮型レーヨン「レンチングエコヴェロ」とロイカEFを使ったプレミアムストレッチデニム「SAISEI(サイセイ)コレクション」を発表した。

「SAISEIコレクション」

 さらに、11月には香港展に出展したレンチング「アドバンスドデニム」でV550を使った「LOOPTy(ループタイ)コレクション」を打ち出した。

 リサイクルと生分解性素材の2タイプの環境対応型の素材を持つことで、有力デニムブランドからも注目されており、25年以降もキングピン展に継続出展し、ストレッチジーンズ素材としての存在感をさらに高め、販路拡大を目指す。

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