仏メゾンとベルサイユ宮殿がメダル

2016/09/05 08:30 更新


 1803年創業、エルメス創業一族ゲラン=エルメス家が資本参加するメダルとビジューの仏メゾン「アルテュス=ベルトラン」とベルサイユ宮殿が、ルイ14世没後300年を記念して協業でメダルコレクションを制作した。

  アルテュス=ベルトランはナポレオン1世が制定したレジオンドヌール勲章を今日に至まで制作している。このコレクションはフランスにある同メゾンのアトリエで作られ、18世紀の資料から復元したルイ14世、ルイ15世、ルイ16世とマリーアントワネットの肖像、宮殿の建築や出来事などベルサイユの歴史を17のメダルに刻んだ。販売はこのために同宮殿のプリンスブックショップ内に開設された「王のメダルコレクション」コーナーのみ。

  価格は30~60 ユーロ 。また同メゾンはこのコレクション発売を機に、ベルサイユ宮殿のためにメセナコイン(ジュトン・メセヌ)を制作した。同宮殿のサイトで入場チケット購入の際に5 ユーロ を寄付すると、ブックショップでチケットをジュトンと引き換えてくれる。(パリ=松井孝予通信員)

(c)Didier Saulnier
(c)Didier Saulnier


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