青山商事は就職活動向けスーツ(メンズ・レディス)のレンタルサービスの受け付けを10月1日から全国の「洋服の青山」と「ザ・スーツカンパニー」店舗で開始する。
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レンタルサービスは、オンラインでの面接や会社説明会などの定着が見込まれるコロナ禍の就職活動に対応するため、「学生が考えた」をキャッチコピーに現役学生の意見を取り入れ、必要な時に利用できるサービスとして企画した。
就活スーツのレンタルサービスでは、男性用に「ジャケット+パンツ」で22サイズ(ザ・スーツカンパニーは14サイズ)、女性用に「ジャケット+スカート」で 両業態とも6サイズを用意した。色柄は黒無地で、年間を通して着用できる通年仕様となる。
レンタル価格は、衣類のクリーニングや修理などのサービスを展開するディアハート(兵庫県伊丹市)の全面協力を受けることで、「最大5日間で3900円」という低価格を実現している。
レンタルサービスの利用者は、「洋服の青山」か「ザ・スーツカンパニー」の店舗で商品を予約(プロの販売員が採寸)し、予約店舗で商品を受け取る。予約は商品受け取りの90日から10日前までの期間で可能となっており、使用後は受け取り店舗に返却するだけで、クリーニングは不要だ。
同社が実施した就活ウェアリングに関するアンケート調査では、6割の就活生が「面接や会社説明会には就活スーツを着ていく」と回答した一方で、近年の就活ウェアリングの自由化に加えて、コロナ禍の就職活動においてはオンラインでの面接や会社説明会などの定着が見込まれる中で、今後は活動状況により就活スーツの着用機会が少なくなることも予想される。このような就活環境の変化や近年の「シェアリング志向」の高まりなどを踏まえ、レンタルサービスを開始した。
また、就活スーツのレンタルサービスに対して、5割の就活生が「魅力的である」と回答しており、同社では、レンタルサービスを就活生の選択肢の一つとして提案していく。