AOKI「オリヒカ」、SCに出店攻勢 将来的に200店規模へ

2024/03/12 06:28 更新


ビジカジスタイルの提案がSC内で定着

 AOKIのSC中心の「オリヒカ」は、今年を第二の成長期と位置付け、出店攻勢に出る。ピーク時に140以上あった店はコロナ下に不採算店などを整理して現在97だが、「将来的には200店体制が可能」(青木彰宏AOKIホールディングス会長)としている。

 SC内のゾーニングは20年前と様変わりし、雑貨とファストファッションが主力となっており、ビジネス系アイテムが揃う店は限られる。オリヒカでは主力のビジカジスタイルだけでなく、売り上げ比率が20%超のレディス分野も伸ばせる余地は大きいと見る。標準の売り場面積は198~264平方メートル。「中長期的にはグループのフィットネスやインドアゴルフなど物販以外の業態との複合出店なども視野に入れている」(青木会長)。

 立ち上げから昨年で20年が経過し、ビジカジスタイルの業態として市場に定着してきた。クールビズやコロナ禍を経て、ビジネスシーンが多様化するなか、得意の領域も進化させ、きちんとしたテーラードスーツからセットアップなどのオフィスカジュアル、休日用のスマートカジュアルまでスタイルバリエーションも増やしてきた。その結果、コーディネートに悩む客層に分かりやすくリーズナブルな着方の提案が支持された。

 23年度は、オフィスへの出社回帰からスーツの売上高が伸び、多様なビジネススタイルに応えたセットアップも堅調だった。インナーはシャツだけでなく、Tシャツやポロシャツ、セーターなども人気で、いわゆるビズポロは夏の売上高の10%を占めた。強みである「スーツを売る力」を転用した着心地ときれいなシルエットのカジュアルウェアが受けた。当初は30代のニューファミリー層が主要な顧客だったが、現在は3世代から幅広く支持されている。

関連キーワードピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事