バッグメーカー、キャロットカンパニー(大阪市)は大阪、東京の都心部に相次いで主力ブランド「アネロ」の直営店を開く。ブランド知名度をさらに上げることが狙いだ。内装にはリサイクル素材を活用し、サステイナビリティー(持続可能性)を意識した店舗作りを進める。
16日にオープンするのが大阪・梅田のリンクス・ウメダの店舗。大阪・心斎橋に続く日本での直営2号店で、売り場面積は269平方メートル。アネロの全商品を扱うとともに、テラコッタカラーのトートバッグなど直営店限定品、梅田店限定品も置く。姉妹ブランドでレディスの「レガートラルゴ」も販売する。インバウンド(訪日外国人)需要、国内需要とも重視する。
壁には火力発電で出る石灰岩、使い終わったコーヒー豆、古紙パルプなど再利用した材料を使う。古雑誌や廃プラスチックを使った床材、廃ガラスを使った什器なども採用する。
12月12日には東京・原宿に出る。ラフォーレ原宿に近いビルの1、2階を使う路面店となる。売り場面積は297平方メートル。1階はアネロの最新コレクションを置き、2階はアネロのクラシックラインを販売し、新しいカルチャーを発信するイベントスペースも設ける。梅田店と同じように、廃材を使った内装とする。