エチオピアの高級シープスキンを使ったエシカル(倫理的)なレザーアイテムを作るアンドゥアメット(東京、鮫島弘子社長)は、初のメンズウェアとして一枚革のレザージャケット「セレスト」を発売した。
(壁田知佳子)
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セレストは「天空の、素晴らしい」という意味のセレスティアルをもとにした造語で、無限に広がる宙(そら)をイメージした。
鮫島社長は「柔らかなシープスキンで男性が求めるものが作れないか、ずっと考えていた。Gジャンを見た時に『これだ!』と。Gジャンをレザーで再現できたら、カジュアルと上品さのバランスが取れるジャケットが作れるのではないかと考えた」と開発の背景を話す。エチオピアの工房の職人にもアイデアを出してもらいながら、体形や年齢、また、性別も問わず格好よく決まるレザージャケットが仕上がった。さらに、「これまでのアイテムはステッチをあまり表に出さないようデザインしてきたが、今回のジャケットはきれいなステッチが表に出ている。これは最近工房に導入したJUKIのミシンのおかげ」(鮫島社長)という。
色は黒のみ。サイズはS、M、L。税込み18万7000円。
今秋冬に全国で開催している期間限定店とオンラインストア、東京・神宮前の直営店で販売する。直営店では9月26日、10月3、10、17日の木曜日に営業時間を通常よりも1時間延長して午後8時まで開け、鮫島社長が自らコーディネートのアドバイスやフィッティングなどを行う「アンドゥアメットナイトサロン」を開く。