アーモンド・アイのレディスブランド「リツコ・シラハマ」は23~24年秋冬、「個性や感情を豊かに表現する」ことをメッセージとして落とし込む。コロナ明けのポジティブなムードと、終わらない戦争や物価上昇といったネガティブな側面。この対極のムードの中で、自らのアイデンティティーを尊重できるようなアイテムを揃える。
(松本寧音)
キーワードは二つ。一つ目は、ベーシックなアイテムを、切り替えや異素材との組み合わせで新しく見せる「リストラクチャー」。レパード柄とタータンチェック柄の生地をパッチワークしたミドリフ丈のGジャン、ファンシーツイードとキルティングジャカード、ウールメルトンをパッチワークしたAラインのスカートなど、異素材ミックスのアイテムを豊富に作った。個性的な花柄のスカジャンは、肩から袖にかけてのラインとファスナー、ポケット口に光沢のある素材、アームホールにスエードをライン状に配している。同仕様で台襟付きのシャツもある。