「アニエスべー」20年春夏バッグ 花をテーマに

2019/12/16 10:59 更新


 「アニエスベー」の20年春夏向けのバッグは、ウェアのシーズンテーマと連動し、アニエス・べーの自宅の庭に咲く花からイメージした。彼女が被写体として撮影し続けている写真の数々から着想した。

 新しく出すのは、マーガレットの花の形をそのままバケツバッグにした「マルグリット」シリーズ。ころんとした丸みのあるシルエットは一枚革で仕立ててある。

 赤や黒に、春らしい黄色×白といったバイカラーも揃う。内側に付けたポケットは、スナップボタンで留めてバッグのフラップのようにも使える。

マーガレットを着想源にしたバケツバッグ。大きいサイズで4万5000円、小で3万9000円

 花の写真を大胆にプリントしたキャンバスのトートバッグも作った。この間、ロゴバッグが売れているが、これを次のアイコンバッグとして見せていく。

 ベーシックな色のボディーにコバの色柄で遊びを利かせたバッグも今季らしい。白のボディーにコバをネオンカラーにしたり、赤や紺にアニエスベーらしいボーダーを取り込んだりした。筆記体のbの留め具がアイコニックな「ザ・べー」も、普段使いしやすい色からポップなカラーブロックまで充実させ、幅広い世代を取り込む。

「ザ・べー」は17年にデビューし、インスタグラムで広まった

 夏らしい天然素材を使ったシリーズもある。昨夏好評だったマダガスカル産のラフィアで作ったバッグは、フューシャピンクや黄色、ボーダーといった色柄で都会的な雰囲気に。デザインだけでなく実用性にも配慮し、耐久性を見直して持ち手を強化した。

ラフィアのバッグはセレクトショップのバイヤーからも人気という

 上質なレザーで作るクラシカルなラインは、レザーが本来持つナチュラルな風合いに、ワークのディテールを加えた。品質を高め、洗練された大人が納得できるような一格上のバッグを提案する。



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