イオンタウン能代 32店で27日に開業 エリア唯一のモール型SC

2021/11/19 06:25 更新


 イオンタウン能代(秋田県能代市)が11月27日、開業する。秋田県北エリア最大級のSCとして「地域の便利な暮らしをサポート」(加藤久誠イオンタウン社長)することで年間235万人の集客を目指す。

 9万5000平方メートルの敷地に平屋のモール型の建物を設けたもので、延べ床面積は3万1000平方メートル。総賃貸面積は2万4000平方メートルで、テナント数32店でオープンする。国道7号線と高速道路インターチェンジに面しており自動車でのアクセスが良い立地で、1600台余りの駐車場を備える。10万人近くが住む車で40分圏を商圏に想定している。

 核テナントは食品スーパーのイオンスタイルで、ホームセンターのサンデー、ヤマダデンキ、ダイソー、スポーツエクスプレスネクサス、未来屋書店などを揃えてワンストップショッピングの利便性を打ち出す。3月に統合、衣食住が揃う形でスタートしたイオン東北としての初めての出店となり、イオンスタイルのほか、ドラッグなどのグラムビューティークと子供用品のキッズリパブリックも出す。

 ファッション関係はABCマート、ハニーズ、マックハウスなど。フードコートを充実、体験型アミューズメントのソユーゲームフィールドなどを導入、過ごす場所としての機能を持たせる。

 イオンモールとして開発される予定だったが、商圏の変化などでイオンタウンが「引き継いだ」という。過疎化に悩む地域だが、エリア唯一のモール型SCとしての利便性やテナント揃え、自治体との連携を含めた交流拠点としての機能を発揮することで広域から集客、地域に定着することを目指す。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事