「アディダス」のランニングシューズ「アディゼロ」シリーズの注目度が高まっている。05年にローンチしたが、再注目されたきっかけは、23年9月に発売した超軽量モデル「アディオスプロエヴォ1」。25年4月には、後継モデル「プロエヴォ2」も発表した。
(ライター・吉田恵子)
長距離で厚い支持
アディゼロは、長距離レースを走るトップランナーからの支持が厚い。プロエヴォ1発売直後のベルリンマラソンで、同シューズを履いたティギスト・アセファ選手が女子世界記録(当時)を2分も短縮して以降、一気に浸透。23年から24年8月までに世界トップ50レースの勝者の51%がアディゼロを着用していた。日本でも今年、プロエヴォ1をはじめアディゼロのシューズが箱根駅伝出走選手の着用率で1位となった(アディダス調べ)。