マークスタイラーの「エレンディーク」は25年秋冬、ブランド本来のコンセプトに立ち返り、落ち着いた大人女性や働くママに向けたクラシックなアイテムを提案する。16年のブランドデビューから率いてきたディレクターが今年2月に退任。改めて、デザインチームでブランドらしさや強みを見直した。
テーマは、アシンメトリーなカッティングやドレープ、曲線のフォルムと、意外な組み合わせで表現する「アンバランス」。ボアのベストをレイヤードしたトレンチコートやドレープをたっぷりと利かせたオフショルダーのニットトップ、裏地に配色や柄を使ったダブルブレストのジャケットなど、ベーシックアイテムを中心に揃える。キーカラーはブラウンと赤茶系のチェリーレッド、プラム、ボルドー。
注目は、今シーズンを象徴する二つの協業品だ。一つ目が「タイオン」とのステンカラーコート。タイオンで商品化されているダウンベストをインナーダウンとして採用。合わせて着るのはもちろん、ダウンベストとコートそれぞれ単品でも楽しめるようにした。協業のテーマは「選べる温度、変えられるフォルム。季節も気分も思いのままに」。税込み6万6000円。

二つ目が「ハルタ」だ。ジャケットスタイルに合わせるシューズとして、ハルタを代表するコインローファー(2万2000円)とスポックシューズ(1万9800円)の2型で協業した。現在、先行予約を受け付けている。
