鉱物由来の機能素材を開発・販売するアドエルムテクノロジー(東京)は8月11日、同社が企画・運営し、冠スポンサーを務めるブレイキンバトルイベント「マタドア」の予選大会を仏パリで開く。なお、同日にはパリ五輪でブレイキンのBボーイ決勝が予定され、世界的にブレイキンへの注目が集まる好機と見る。
同社は8月9~11日にパリで開かれるブレイキンコンテスト「ノット・オンリー・ジャムⅢ」に協賛し、同イベント内のコンテンツの一つとしてマタドアの予選大会を開く。予選大会の出場者は、11月に米ロサンゼルスで開催するマタドア本戦のベスト16のシード権をかけて競い合う。当日はライブ配信する予定だ。
ノット・オンリー・ジャムは米国で制定された「ヒップホップ記念日」(8月11日)に合わせて開かれ、ヒップホップの四大要素(MC、DJ、ブレイクダンス、グラフィティー)を体感できるイベントとされている。コアな層が支持する同イベントに参加し、「マタドアの価値をさらに高め、マタドアを世界一のイベントに飛躍させたい」という。
同社はブレイキンが新競技として加わったパリ五輪に照準を合わせ、22年にロサンゼルスでマタドアを初開催した。マタドアは複数人が輪になり、即興でブレイクダンスを披露する“サイファー”形式のバトルイベントだ。ブレイキンは動きが激しく、技の精度の高さが求められる。体の運動や休息効率を高める技術「アドエルムテクノロジー」は、「ブレイキンに適している」と杉本健会長。同技術を訴求する場としてマタドアを有効活用する。28年に開催予定のロサンゼルス五輪も見据えて活動を強化する。