アダストリアのレディスカジュアル「レプシィム」は、人気販売員が多いことから社内で一目置かれるブランドだ。販売員同士がSNS発信のノウハウを共有し、ファン作りに取り組んできた。インスタグラムの総フォロワー数は105万人以上になる(25年10月現在)。どのように顧客の心をつかんでいるのか、その秘密を探るため販売員を取材した。
(高塩夏彦)
【関連記事】アダストリア「レプシィム」が好調 荒木浩一部長に聞く、ヒットの理由
店の壁を超えて
レプシィムは06年のスタート。シンプルで機能的な商品が主力で、落ち着いた服を好む40代のママや仕事を持つ女性の客が多い。
ブランド最大の強みは店舗での接客力だ。子供を持つ販売員が多いため「学校行事に着て行く服を選んでほしい」などの相談に親身に応えて顧客を作ってきた。
SNSを強化したきっかけはコロナ禍。店舗の休業や行動制限が続く中、顧客接点を絶やさないために、全国の販売員がインスタグラムや自社のコーディネート投稿機能「スタッフボード」での発信に力を注いだ。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!
