ホリデーシーズンを控え、東京に相次ぎクリエイター系ファインジュエリーのデザイナーが来日した。いずれも、ファッション性がありながら、他にないユーモアあるデザインで、クラフトマンシップに基づく作りが魅力。エントリーで10万円前後、メインで数十万~100万円前後という価格帯のブランドもあるが、既に有力セレクトショップや百貨店での扱いもスタートしており、多様なジュエリーを受け入れる市場が日本でも広がってきている様子を感じさせる。
(中村維、価格は税込み)
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マリー・リシュテンベルグ
パリ発の「マリー・リシュテンベルグ」は日本初上陸。フランス版『エル』のファッションエディターを経てジュエリーデザイナーに転身したリシュテンベルグが19年にブランドを設立した。アイコンのロケットペンダントは、バレル型の18K製モチーフにハートシェイプのルビーをセットしたり、アメリカ国旗柄のエナメル(157万800円)を施したりと様々なバリエーションがあり、精巧な細工が目を引く。マルティニークにルーツを持つ母から贈られたロケットにインスパイアされたアイテムだ。
