26~27年秋冬向けレザートレンド 衣料向けの提案が増える

2025/12/10 15:00 更新有料会員限定NEW!


 国内の皮革卸やタンナーが企画する26~27年秋冬向けのレザーは、革らしい質感の進化が目を引いた。快適性や軽さ、インダストリアルな色彩など異質な要素が溶け込む。この間、国内のアパレルブランドでレザージャケットの人気が高まっていることから、衣料用途を意識した提案が増えた。

(須田渉美、価格は1デシ=100平方センチ当たり)

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ふわっとした柔らかさ

 今秋冬も人気のビンテージ感は継続、新たに広がっているのは現代性のあるクリーンなしなやかさだ。

 相川商事は、レモンイエローやライラックなどのカラーバリエーションとともに、シボとボリューム感を強調したレザーを揃えた。原皮は黒毛和牛。厚みが1.8ミリでふわっとした柔らかさを感じるように仕上げたり、シボを出しながら自立するようなハリを持たせたり、相対する要素を両立させる。多用途に使える1.4ミリのレザー(73円)もオイルをしっかりと染み込ませ、軽やかな色みでくたっとした柔らかさを持たせた。

相川商事

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