26年2月期を最終年度とする中期経営計画で、主力4ブランドそれぞれを一つの企業のように独立させ、成長を加速しているアダストリア。そのなかで、他業種との協業やユニークな発想を強みにする「ニコアンド」が新たなフェーズに入ろうとしている。「経済圏の拡大」と人材育成がキーワードだ。
(関麻生衣)
同社は約30のブランドを大きく三つのグループ――独立型、新しい市場やカテゴリーを開拓する成長型、高収益の事業モデルを横展開する収益型に分け、進化させている。独立型はニコアンドのほか、「グローバルワーク」「ローリーズファーム」「スタディオクリップ」があり、各ブランドで500億円以上の売り上げを目指している。
独自戦略で顧客接点
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