アダストリアの公式ウェブストア「ドットエスティ」は、VR(仮想現実)プラットフォーム「VRチャット」のショッピングモール型イベント「カラット」に日時限定で出店する。出店時には同社のスタッフ2人がアバターになって店頭で接客する。
カラットは「バーチャルでリアルなファッション」をテーマに、毎月2回開催している。最大11人のショップオーナーが、自らデザインした服を、自ら空間を手掛けたバーチャル店舗で販売している。来場者は実店舗で買い物する時と同じように、店員と会話したり、試着したりできる。アダストリアは今回、メタバース(インターネット上の仮想空間)上でのファッションの楽しみを多くの客に体験してもらいたいと出店を決めた。
出店日時は11月19日と26日でそれぞれ2部あり、午後9時50分からと午後11時から1時間。展示販売するのは、10月に発売したドットエスティのオリジナルアバター第1弾の「枡花蒼(ますはな・あお)」が身に着けている「レイジブルー」のアイテムだ。このほか、12月に発売予定の第2弾の先行展示もある。
メタバース事業では将来的に、多様な事業者や個人のクリエイターと連携し、様々なメタバースプラットフォームへの展開やメタバース内でのコンテンツ提供などを構想している。