《トップインタビュー2024》エース社長 森下宏明氏 人流回復でラゲージ好調

2024/01/05 12:30 更新有料会員限定


森下宏明氏

 人流が戻ったことで23年は大きく業績を伸ばした。しかし、好調に甘んじず危機感と挑戦者マインドを忘れずに事業に臨むことが重要だと強調する。

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構造改革も効果

 ――昨年を振り返ると。

 全体的にコロナ前を凌駕(りょうが)するほどの好調でした。主力のバッグ、ラゲージは人流に大きく左右される商材。人の動きが活発になるに連れて、業績も伸びました。

 6~9月のトップシーズンを過ぎても売り上げが鈍化しなかったのが特徴です。例年は10月頃から少し下がるのですが、伸長し続けました。旅行需要の戻りに加えて、暖冬のおかげで冬場も外出ニーズが高まり続けたのでしょう。

 コロナを機に着手した工場や生産体制の整理といった、構造改革も効果が出始め、生産性やコストを効率化できています。

 ――ラゲージが伸びている。

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