新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ビジネスリュックが売れている。エースのバッグ&ラゲージブランド「ace.」(エース)の5~7月のビジネスリュックの販売数は前年同期比1.2倍に拡大した。
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好調の理由は、働き方や通勤の環境が急速に変化していることだ。リモートワークなどで常にパソコンを持ち運んだり、密を避けるために自転車通勤や弁当持参が増えたりと、大容量かつ精密機器を持ち運べるリュックの需要が高まった。
客層も広がっている。コロナ禍を機に「これまでリュックを持つことに躊躇(ちゅうちょ)していたコンサバ層や、得意先や上司に気兼ねしていた様子見層、女性層などにとって、リュックに移行する良いタイミングになった」からだ。
パソコンなどの精密機器を持ち運ぶため、リュックを選ぶ際のポイントは「機能性」が最優先。耐久性に優れた「ガジェタブルCB」(税込み2万4200円)の販売数は1.8倍、水ぬれに強い「ガジェタブルWR」(2万2000円)は1.3倍と、特に売れている。どちらも15インチのパソコンを収納できるほか、内装ポケットに書類やマウス、電源ケーブルなどを収められる仕様だ。