【トップインタビュー】株式会社西松屋チェーン 代表取締役社長 大村浩一氏(PR)

2023/07/03 00:00 更新



 西松屋チェーンは、プライベートブランド(PB)商品開発や小学校高学年向け商品の充実など商品力の強化や新たな顧客層の拡大に注力している。首都圏など人口集中地域への出店に加えて店舗の大型化を推進。公式オンラインストアや海外販売の拡大にも取り組み、持続的な成長を目指す。

PB商品の開発拡大・商品調達力の強化

 衣料品のPB「エルフィンドール」、育児用品のPB「スマートエンジェル」の開発に注力しています。子育てに必要なベーシック商品や定番のクラシック商品をお手頃価格でご提供しており、近年、小学校高学年向けに様々な商品をワンストップでご提供するべく、衣料品をはじめ、靴やバッグなどの服飾雑貨等についても開発を拡大しています。

 大手製造業出身の一流の技術者を中心としたPB商品の開発体制を構築していますが、今後さらに幅広い分野からのスカウト採用を積極的に進めてPB商品の開発力強化に取り組みます。

 今後も、取り扱い品種を拡大していくなかで、1000店舗を超える「4桁チェーン」にお手頃価格の商品を安定的に供給し続けるためには、グローバルな商品調達ルートの開拓や、売れ筋商品の追加生産体制の構築が不可欠です。

 商社をはじめとするお取引先様各社にご協力いただきながら、商品調達力についてもさらなる強化に取り組みます。

お子様を持つご家庭の豊かな暮らしづくりに貢献するベビー・子供用品専門店チェーン

さらなる出店の拡大

 2023年6月20日時点で全都道府県に1087店の直営店舗を展開しています。

 今期(2024年2月期)は、50店の純増を計画しており、今期中に1100店を突破する見込みですが、引き続き毎年50~60店の純増を目標に積極的な出店を続けます。

 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府などの人口集中地域には出店の余地が多く残されています。また、郊外での出店においては、既存店舗のスクラップアンドビルドによる店舗の大型化を進めています。

 お子様連れでも、より便利にお買い物いただけるように、ショッピングセンターへの居抜き出店を中心に様々な立地に出店します。

業績目標

 2024年2月期は、売上高1800億円、経常利益140億円と売上・利益とも過去最高を予想しています。

 また、中期経営計画では、2028年2月期において、売上高2500億円、経常利益250億円の達成を目指しています。

 西松屋チェーンは、子育てになくてはならない社会インフラとして、お客様の立場に立った店づくりやお手頃価格での商品提供を続けることで、子育ての負担を軽減し、子育てを楽しめる明るい社会づくりに貢献したいと考えています。

 今後とも、お客様、お取引先様をはじめ関係者の皆様には、変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

【profile】2010年3月 東京大学法学部卒業、2010年4月 株式会社みずほ銀行入行、2014年3月 株式会社西松屋チェーン入社、2019年5月 取締役執行役員社長補佐室長、2020年1月 取締役専務執行役員社長補佐室長、2020年8月 代表取締役社長(現任)


株式会社西松屋チェーン

〒671-0218 兵庫県姫路市飾東町庄266-1

TEL.(079)252-3300(代)

https://www.24028.jp/

企画・制作=繊研新聞社業務局



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