【2019年・新時代をどう生きるか】テックワン 竹田忠彦代表取締役社長

2019/12/08 00:00 更新



透湿防水用フィルムラミネート加工などで高い技術を持つ染色加工業のテックワン(石川県能美市)はこのほど、グローバル環境認証「ブルーサイン」のシステムパートナーとなった。今年は、年間稼働の上限を設定した受注に切り替えるなど、会社のあり方も大きく変えている。「挑戦なくして未来はない。環境対応や働き方改革で、果敢に次へ向けて挑戦していく」と話す竹田忠彦社長に、事業戦略やこれからの展望を聞いた。

◆環境対応が不可欠に

 ブルーサイン取得には法基準を上回る対策が求められます。VOC(揮発性有機溶剤)回収処理装置や、すでに始めた撥水剤の回収・処分など計1億5000万円ほどの対策投資を計画しています。

 多額の投資を伴ってでもブルーサイン取得を決めたのは、昨年、久々に訪れた米国のアウトドア展で世界的なサステイナビリティー(持続可能性)のうねりを肌で感じたからでした。これからは環境対応なくして企業は存続できない。おかげさまで当社のラミネートは、国際的に名前も知られ、強みになっています。これからも最先端でい続けるには環境対応が不可欠だと考えました。

◆働き方変え、残業・休日出勤削減

 もう一つ、日本の産地が生き残っていくには、人の問題をクリアしなければいけません。とくに北陸は人手不足が顕著で、当社でもこれまでの働き方を改める必要がありました。従来、繁忙期には残業や休日出勤で従業員に負担がかかっていましたが、今年4月からは休日等を確保する年間の稼働計画を組み、これを超える注文は受けないという形に変えました。

 工賃の値上げも要請し、うちにしかできない付加価値の高い加工に特化しています。来春は初任給も引き上げ、若い人に働きに来てもらえる環境づくりをさらに整えていきます。

◆新規事業で成長目指す

 働き方を変えながら企業を成長させるため、自販も伸ばしていきます。取引先と重ならない分野で新規事業に力を入れており、なかでも15年に始めた介護・医療向けマット「メディマット」は、北市幸男専務を先頭に商品開発や販路開拓で成果が出つつあります。

 売上高35億円規模まで右肩上がりで成長した後、最近は横ばいで推移していますが、新規事業を育ててゆくゆくは100億円にしていきたい。本業の繊維も今の規模を維持し、同業との水平連携、織りなどとの垂直連携を強めながら産地みんなで残っていける形を目指していきます。

テックワン株式会社 竹田忠彦社長

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