新入社員就社意識調査 「今の会社で続ける」3年連続減

2018/05/09 04:29 更新


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 「今の会社で働き続けたい」は3年連続の減少、「定時に帰りたい」は4年連続増で初めて1位に、「今後のキャリアは管理職より専門家」――18年度入社の新入社員のこんな特徴が明らかになった。トーマツイノベーションが東京、横浜、大阪、名古屋で実施した新入社員研修の受講者4863人にアンケート調査した。調査は14年度から始めている。

「そのうち転職」最多

 今の会社での勤続意向については、「できれば今の会社で働き続けたい」は53.8%と1位だが、3年連続で減った。「そのうち転職したい」は前年より1.5ポイント増え、16.7%。15年度に比べれば約7割も増加している。「(今の会社で働き続けたいか)わからない」が16%と過去最高となった。売り手市場などにより「就社意識が数年で大きく低下している」と分析する。長く勤めてもらうには、仕事のだいご味を教える、メンター制度(指導・相談役となる先輩社員の配置)を設け、定期的にフォローするなどの活動が必要としている。


 今後3年間の働き方については、男女とも「定時に帰りたい」が4年連続で増加、「週に2、3回の残業まで」を抜いて初めて1位になった。逆に、「毎日残業でもかまわない」「仕事・成長のためできるだけたくさん働きたい」は4年連続で減少した。

 ライフステージの変化に伴う働き方では、ワークライフバランスの重視が目立った。子供が生まれたら「それまでよりも残業や休日出勤を減らしたい」が増えた。女性は「パート・アルバイト」として働き、家庭を優先したい人(13.9%)が増え、雇用形態にこだわらない傾向が出ていると見る。企業は〝業務の棚卸し〟や残業の可視化による働きやすい環境づくりと、限られた時間で成果を出すことを社員に徹底することが重要と指摘する。


キャリア未定一定数

 今後のキャリアについては、「管理職」(24.8%)より、「専門家」(33.4%)を志望する傾向が続いた。「楽しく仕事をしていたい」(21.3%)、「キャリアはまだはっきりしない」(19.7%)が増加傾向にあり、キャリアを具体的に決めていない層が一定数いることもわかった。

 スキルアップに向けては、キャリアの方向性を決めている人の方が積極的に取り組み、特に「ビジネス本を読んでいる」という回答が多かった。デジタルネイティブ世代のため、スマートフォン、タブレット端末で学習アプリを使って勉強する人が年々増えている。


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