19~20年秋冬ミラノ・メンズコレクション 英国を背景にしたスタイルも

2019/01/16 06:28 更新


 【ミラノ=小笠原拓郎】ニール・バレットのショーが始まると、会場に街のイルミネーションが映し出される。日本の繁華街のネオンサイン、道路を走る車のライト、そんな光の映像をバックに、ニール・バレットらしいシンプルなカットのテーラードスタイルを揃えた。

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 ネオンサインをプリントしたコートやセットアップの一方で、上襟を切り替えたクラシックなコートやジレ付きのジャケットもある。さまざまな素材や柄をコートやスーツに使っている。チェック柄にアニマル柄、PVC(ポリ塩化ビニル)にレザー。ブランド創立20周年を迎えて、「モダン・パンク」からイメージした。

ニール・バレット

 M1992はクールブリタニアへのオマージュ。60年代のレトロなプリントと90年代のブリットポップのイメージを、シンプルなカットの中に取り入れる。

 スーツはボンディングの膨らみを生かしたシングル4ボタン、膝から下がストレートでフレアのように見えるシルエットだ。スイングトップの代表的なブランド「バラクータ」を解体、再構築する手法もいかにも英国的。英国風のシニカルなプリント柄をのせたシャツやトップも揃う。

M1992

(写真=ブランド提供)




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