IT企業の180(ワンエイティー、大阪市、上仲昌吾社長)は、ブランドの二次流通の支援サービス「180°」(ワンエイティー)を正式にリリースした。プロトタイプはブランドの会員同士が商品を無償で譲り合うものだったが、正式版でリセール機能を実装した。
同サービスは、ブランドの公式ECで自社商品の二次流通が循環する仕組みを提供する。プロトタイプは24年9月に子供服ブランド「ニノ」(スリーアローズ、大阪市)で開始、約1年間で71回のマッチングが成立した。
譲る側は、出品情報の作成を自身で行うか委託するかを選ぶことができる。委託の場合は、ワンエイティーが検品、出品、受発注などのささげ(撮影・採寸・原稿)業務を担う。送料は、譲る場合は譲り受けた側が負担、リセールは販売者が負担する。譲った側は1000クレジット(ポイント)がもらえ、リセールの場合は1000クレジットか現金受け取りが選べる。現金の場合は報酬の8割が受け取れる。手数料の2割は、ワンエイティーとブランドで折半する。
