《素材メーカー、商社の決算分析⑥》大手・総合商社繊維部門 OEM・ODM復調鮮明に
2024/05/29
23年度の大手・総合商社の業績は、国内市場に向けたアパレル製品の増産が進み、OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)事業の復調が目立った。国内外の先行きに不透明感が深まるなか、多様で柔軟なサプライチェーン...
2024/05/29
23年度の大手・総合商社の業績は、国内市場に向けたアパレル製品の増産が進み、OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)事業の復調が目立った。国内外の先行きに不透明感が深まるなか、多様で柔軟なサプライチェーン...
【上海支局】旭化成はキュプラ長繊維不織布「ベンリーゼ」の中国向け販売で、主力用途のフェイスマスクが中国製低価格品との競争が激化しているため、改めて取得認証、技術開発を再強化し、プレミアム価格帯品での安定採用をめざ...
染色加工はこの間、コスト増に対する価格転嫁が進み、利益は改善傾向にある。各社の商品構成によっては、暖冬影響による冬物の受注減が響いた。【関連記事】《素材メーカー、商社の決算分析④》紡績㊦ 繊維事業の苦戦目立つ粗利...
東レは23~25年度の中期経営課題で事業環境の変化に対応して実効性を高める。「紛争や中国経済の低迷で需要回復が遅れている。海外では中国品との価格競争が激化しており、これを前提にした施策が必要」(大矢光雄社長)とし...
八木通商が日本で販売するイタリアのラグジュアリースポーツウェアブランド「シーピーカンパニー」は、「ジュンヤ・ワタナベ・マン」との協働による新作2型を発表した。【関連記事】八木通商 ブランド自身が資産価値 確かな信...
旭化成はキュプラ「ベンベルグ」事業で、現在の7割稼働を当面継続する。火災前の生産能力2万2000トンの回復へ向けては追加投資が必要で、時期などを見極めていく。【関連記事】旭化成 営業利益2700億円を26、27年...
紡績の24年3月期決算は、繊維事業の苦戦が目立った。12月期決算の日清紡ホールディングス(HD)を除く6社のうち5社が減収。損益は1社のみ増益で、2社が減益、3社が赤字となった。主戦場の国内アパレル市場は、コロナ...
伊藤忠ファッションシステム(ifs)は、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を手掛けるタクティックゲームズ(英国)と、モルックのアパレル、服飾雑貨カテゴリーなどに関するマスターライセンス契約を締結し、日本国内に...
スタートアップのエランゲ(東京、関幸太郎代表)は2年前から日本で廃漁網回収に乗り出し、今冬からリサイクル原料の出荷が始まる。出だしは手探りだったが、関代表の熱意が伝わり米企業の支援を受けられたことで大きく前進。日...
紡績の24年3月期決算は3社が増収、営業増益となった。繊維事業はおおむね低調に推移したが、半導体関連など各社が重点分野と位置付ける主力事業は堅調で、収益を伸ばした。全般的に製造コストの上昇が損益を圧迫したが、価格...