コラム

《めてみみ》人権ガイドラインの浸透には

2022/08/04

 日本繊維産業連盟(繊産連)が「繊維産業における責任ある企業行動ガイドライン」を公表した。経済産業省による昨年の有識者会議「繊維産業のサステナビリティに関する検討会」での提言に沿って、ILO(国際労働機関)と覚書に...

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《視点》最賃の季節

2022/08/04

 22年度の最低賃金引き上げの目安が31円に決まった。中央最低賃金審議会の小委員会の議論は異例の8月にずれこみながらも、この間では最大の上げ幅となった。 毎年この時期、労使の委員の議論が白熱するが、今年は引き上げ自...



《私のビジネス日記帳》売れる商品に想いあり 槇本加代

2022/08/03

 「アナナ」というブランドが私たちのブランドだ。まもなく18歳になる。私たちと共に歳を重ねた。 デザインこそ全く変化したが、ブランドを立ち上げた時の想(おも)いはそのまま「売れる商品にこだわる」。もともとミーハー気...



《めてみみ》カイロスの神

2022/08/03

 「時」を表すギリシア語に「クロノス」と「カイロス」がある。時計のように規則的な時を刻むのはクロノス、「今この時」というような瞬間的な時を指すのがカイロスだ。カイロスは、ギリシア神話に登場する神。前髪だけが生え、後...



《視点》ウェビナー中止

2022/08/03

 デジタルベンダー主催で、経営コンサルタントとの対談形式のウェビナーが開催日直前に中止となった。中止の発端は、ウェビナーの視聴登録リストのリード情報を渡すことを、コンサルタントが急きょ求めてきたことにある。ベンダー...



《めてみみ》フォークアート

2022/08/02

 古着屋を物色していると、服のブランドに交じって企業や飲食店が作ったとおぼしきTシャツが見つかる。ピザのスライスとか引っ越し用のトラックのイラストが描かれ、店や会社の名前、電話番号などが記されている。 商売の宣伝用...



《めてみみ》むずかしいことをやさしく

2022/08/01

 夏休みの子供や保護者を対象に、アップサイクルのワークショップやビーチクリーン活動、企業のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを紹介するセミナーが企画されている。 SDGsやサステイナビリティー(持続可能性)を...



《めてみみ》考える時間

2022/07/29

 本格的なフィジカル(リアル)のファッションショーの復活となった23年春夏パリ・メンズコレクションには、日本のブランドも数多く参加した。ショーのほか、プレゼンや独自の展示会を行うブランドもあった。コロナ禍で2年間、...



《視点》ひずんでない?

2022/07/29

 ある繊維商社では、サステイナビリティー(持続可能性)関係部署のメンバーが少し前は数人だったが、今は30人以上になっているという話を聞いた。一方、中核事業の一つであるアパレルOEM(相手先ブランドによる生産)の人員...



《めてみみ》貿易都市の優位性

2022/07/28

 香港が英国の植民地となったのはアヘン戦争後。その100年後の1942年から太平洋戦争が終結する45年までは日本が占領していた。その後再び英国支配に戻り、長年の交渉の末に97年7月1日、中国に返還された。 その時に...