サステイナビリティーのその先へ

持続可能性に配慮した事業活動が欠かせなくなった一方、その進捗と効果が物足りないという指摘も出始めています。こうした現状を打ち破るために、再生を意味する「リジェネレーション」(regeneration)をテーマに今後のヒントを探ります。

《サステイナビリティーのその先へ⑫》IFOAM世界理事 三好智子さん㊤ 昨日と違う明日をつくる

2025/01/08

 有機農業の普及に努める国際有機農業運動連盟(IFOAM)の世界理事を務める三好智子さん。オーガニック繊維を使った製品の国際基準「GOTS」(グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード)の地域代表を務めた...

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1250人の声から読み解く 若者のリアルな環境意識

2025/01/01

 繊研新聞社は10代前半~20代後半の男女に、環境問題に対する意識やファッション消費についてのアンケート調査を行った。彼らは学校教育でサステイナビリティーやダイバーシティー(多様性)などを学び、ネットを通じてたくさ...



《異業種に学ぶリジェネレーション》パタゴニア 環境悪化の要因を解決策へ変える

2025/01/01

 アウトドアメーカーの米パタゴニアが、リジェネラティブ・オーガニック(RO)農法の普及・促進に力を入れている。17年にRO認証の設立に参画し、認証の取れた原材料を使った食品や衣料品を積極的に販売している。土壌の健康...



《異業種に学ぶリジェネレーション》シンコムアグリテック 途上国や暮らす人々を豊かに

2025/01/01

 リジェネラティブ農業を極める会社――山村英司代表はシンコムアグリテックをそう表現する。途上国や人を豊かにする信念のもと、インドの土壌を村人たちと再生させ、持続的な綿花栽培に取り組んでいる。旗振り役として農家の先頭...



《Z世代の環境意識について考える》生活者が着たいと思う服を作れるか SHIBUYA109ラボ所長 長田麻衣さん

2025/01/01

 環境配慮商品は「実態が見えにくい」「欲しいものが無い」から「買わない」という若者たち――深層にあるのは何か。毎月200人の若者と話しているSHIBUYA109ラボ所長の長田麻衣さんに聞いた。(相神優波)【関連記事...



《Z世代の環境意識について考える》ステータスとしての価値や楽しみを 「WE LABO」後藤千咲さん×「シュクレ」久我茉由夏さん

2025/01/01

 企業はサステイナビリティーに積極的だが、若者の意識はどうか。Z世代向け事業を手掛けるウィゴーのWE LABO所長の後藤千咲さんとFinTのオンラインメディア「シュクレ」編集長の久我茉由夏さんにZ世代の記者が聞いた...



《サステイナビリティーのその先へ⑪》ダブルツリー代表取締役 林民子さん㊦ 大事なのは自分が何を重視するか

2024/12/27

 ヤクは、二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの排出が少ない消化器系を持つ動物。遊牧民ともに移動して単一地域の過放牧にならず、排泄(はいせつ)物が環境にプラスに働く。そんなプラスの循環で生まれる繊維から作る「SHOK...



《サステイナビリティーのその先へ⑩》ダブルツリー代表取締役 林民子さん㊤ 自然の力をポジティブに生かす

2024/12/26

 チベット語で「ヤクの柔らかい毛」を意味する「SHOKAY」(ショーケイ)は、ヤクの糸からテキスタイル、製品まで一貫するファッションブランドだ。中国辺境の少数民族のサポートや地球環境の保護に資する事業の輪は世界的で...



《サステイナビリティーのその先へ⑨》えしかる屋プロデューサー 稲葉哲治さん㊦ 企業は大きく変わってきた

2024/12/25

 12年にわたり、エシカル(倫理的な)やサステイナビリティーに携わってきた。【関連記事】《サステイナビリティーのその先へ⑧》えしかる屋プロデューサー 稲葉哲治さん㊤ ネイチャーポジティブに着目ニーズが個別化 ――エ...



《サステイナビリティーのその先へ⑧》えしかる屋プロデューサー 稲葉哲治さん㊤ ネイチャーポジティブに着目

2024/12/23

 パン屋や肉屋のように、エシカル(倫理的な)商品を集めた「えしかる屋」(神奈川県鎌倉市)。稲葉哲治さんは人材育成をメインキャリアとしながら、同店のプロデューサーも務める。「プラス作りが組み込まれた仕組み」として「再...