11月16~24日に渋谷パルコで、「アップルビジョンプロ」を装着しての「アンリアレイジ」のバーチャル先行受注会が開かれる。同アプリを協業開発したのはゾゾネクスト。360度バーチャル空間での仮想ショッピングを一足先に体験した。
(中村維)
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まず、やや重みのあるアップルビジョンプロを装着。調整を終え、表れたのはグリッド線の向こうに青空が透け、雲が流れる不思議な空間だ。ターンテーブルに乗った新作バッグがゆっくり回転している。親指と人差し指の指先を付けたり離したりする〝ピンチ〟の動作で操作。気になる商品はハンドジェスチャーで引き寄せ、裏側や内側も見られる。画面サイドの商品詳細メニューから予約する。空間は3部構成で右後ろを向くとウェアが、左側を向くとパリでのコレクション動画を視聴できた。
ピンチやジェスチャーの動きに不慣れだったものの、視界が仮想空間に覆われ、体や手の動きに画像がついてくる感覚は新鮮。その世界に入り込んだような体験だった。
現実とのシームレス化進み、需要拡大へ
ゾゾネクストのマトリックス本部XR/AI部ディレクター・玉村雄大さんに聞いた。
――協業のきっかけは。