眼鏡ブランド「ゾフ」を運営するインターメスティックは、アンディ・ウォーホル美術財団と提携し、ウォーホルをコンセプトにした協業品の新シリーズを開発した。他社との差別化を強める狙いで提携し、協業第1弾の商品を14日からゾフの国内店舗とオンラインストアで販売する。個性の引き立つ商品を提案し、新規客の獲得を目指す。
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同社は「季節やファッションに合わせて眼鏡を着替える文化を創る」ことを目標に、高品質眼鏡を標準レンズ付き5000円からで販売し、眼鏡の大衆化を目指してきた。今回は「身近な物や話題の人物を描いた作品を発表し、高額だったアートを量産により大衆化したウォーホルの創作姿勢に共鳴した」同社が2年かけて提携を実現。この数年、眼鏡市場ではベーシックな商品が人気で同質化が進んでいるが、「協業でアートが好きな層に向けた商品を開発し、同質化からの脱却を狙う」考え。
今回の協業品「アイム・アンディ・ウォーホル」シリーズの第1弾は、「誰もが15分間、有名人になれる。いずれそんな時代が来るだろう」というウォーホルの言葉をテーマに企画した。ゾフは「アイ(EYE)・アム・ア・ヒーロー」をブランドテーマに掲げており、協業品では誰もが主役になれるアイウェアを提案する。つるにウォーホルの言葉と署名をプリントし、ダブルクォーテーションマーク(“”)の形のびょうを使っているのも特徴だ。
商品はシルバーファクトリー、セルフポートレート、シルクスクリーンの3ライン、9型・47SKU(在庫最小管理単位)で構成する。ウォーホルの作品から想起した花柄などをプリントしたサングラス7500円、愛用の眼鏡の形を基にポップな色をのせたライン7000円のほか、メタルフレームの1万2000円の商品もある。40代~50代の男性を中心に若者や女性を含む感度の高い層に向け、幅のあるデザインと価格で提案する。