レディス古着屋「ジンジン」の石関智美さん 東京から地元の高崎へ

2024/08/28 13:00 更新


石関智美さん

 学生時代は群馬県内に好きな古着屋やデザイナーブランドの店があって、そこに通ったのがファッションを好きになったきっかけです。今も個店が増えているけど、メンズ向けが多い。ガーリーな商品を提案するレディス店は少ないかもしれません。地元に住む人が「ここに来たら、何か新しい物に出合える」と思ってくれたらうれしいです。

 東京のビンテージショップで働いていましたが、地元の高崎市に戻り、13年に自分の店をオープンしました。好きな世界を詰め込みたくて、最初は服と家具、喫茶店も併設した店にしました。店を広くするため、17年に今の場所に移転しました。お客様は基本的に車での来店で、遠方に住む方も多いです。

 主人も県内で古着店を営んでいるため、商品の買い付けは一緒にアメリカに行っています。ビンテージの服のほか、ランプや鏡などの家具、新品の靴下やランジェリーも販売しています。服は可愛いと思ったものを年代問わず仕入れていますが、家具は60~70年代のものが多いです。

 オーガンディや総レースの服などが多いですが、客層が20~60代と幅広いので、大人も楽しめるスタイリングで提案します。地元の人が通えるよう、買いやすい価格も意識しています。ドレスでも6000~2万円、1万円以下のアイテムが多いです。

 最近はインスタグラムで知って、来てくれる新規客が増えました。すてきなカフェや飲食店が増えているので、車で旅行する若年層の方が増えてきているのだと思います。



この記事に関連する記事