スポーツ卸のゼットがフィットネスブランド発売 シューズ主力に中上級者向け

2024/07/25 10:59 更新


フィットネスブランド「ジェイフィット」のシューズ

 スポーツ卸のゼット(大阪市)は6月、オリジナルのフィットネスブランド「JFIT」(ジェイフィット)を発売した。シューズは「エアロビクス向けを中心に安定性と縦横の動きへの対応を重視」(小柴鉄也営業統括本部営業本部第三営業部フィットネス事業課長)した。シューズは初年度5000足、次年度は1万足の販売を目標とする。

 同ブランドは21年にデサントの子会社だったベンゼネラルから事業を譲り受けた米ダンスシューズ「ライカ」と「デサントフィットネス」の中で、デサントフィットネスが今年から休止したため、4月からデサントフィットネスの商品内容を引き継ぐ形で新ブランドとして立ち上げた。

 現状はシューズとソックスが各1型。シューズの「JFネオ」は中上級者向けプログラムのハイインパクト、ステップ対応モデルで、ホールド感や横ブレ軽減を考慮してアッパーにサイドパネルを採用した。ねじれ防止や安定性向上のため中足部からかかと部にかけてはTPU(熱可塑(かそ)性ポリウレタン)プレートを搭載した。ベトナム製。税込み1万7380円。

エアロビクス定番のホワイトカラー

 ソックスは滑り止め加工や土踏まずアーチサポート機能により安定したパフォーマンスが発揮できる高機能足袋型。丈が6センチ、8センチ、10センチの3種類で、10センチ丈はエアロビック公認競技対応モデル。日本製。1650~1980円。

高機能足袋型ソックスの10センチ丈

 販路はライカと同様に、フィットネス分野に強いスポーツ専門店や百貨店が主体で、ECでもフィットネス専門サイトなどで販売を開始した。

 25年春夏に向けては軽量タイプのスタジオ・モデルとエアロビクス大会を主対象にしたホワイトのシューズを発売する予定。ソックスはシーズンごとに2~3色を追加していく。ウェアなども将来的には検討しているが、新ブランドとして「まずはシューズで力をつけていく」ことを優先する。



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