「ユイマナカザト」のクリエイティブディレクター、中里唯馬はモーツァルトのオペラ「イドメネオ」の衣装を手掛け、スイス・ジュネーブ大劇場での公演がスタートした。
古代ギリシャを舞台に、戦争の苦しみと敵味方を超えた愛を描いた古典の新バージョンで、演出を同劇場のバレエ部門の監督で振付家のシディ・ラルビ・シェルカウイが、現代アーティストの塩田千春が舞台芸術を担当した。中里とシェルカウイの協業は3回目。1年以上にわたり、イドメネオの新解釈や登場人物の心理状態をどのように表現するかを共に模索し、ユイマナカザトの美学を融合させる衣装を構想した。総数200体以上をデザインしている。
ジュネーブ大劇場での公演は3月2日までに6回行われ、その後、アムステルダムとルクセンブルクを巡回する。
