アプリ開発のヤプリ 「モバイル戦略」セミナー開催

2017/04/25 06:24 更新


 モバイル端末を介して、より個客とパーソナルに、深くつながるコミュニケーションとマーケティングが重要になっている――スマートフォンアプリケーション開発のヤプリはこのほど、「モバイルマーケティングアップデート/トップマーケッターの考えるモバイル戦略」セミナーを都内で開いた。

 同セミナーはスマートフォンを軸にしたモバイル端末が普及する中で、企業やブランドが自社事業を進めるに当たって、モバイル経由のコミュニケーションがより重要になっていることに対応して開かれた。

 メインのパネルディスカッションでは、スマホアプリを導入する「ザ・ノース・フェイス」「ニューバランス」「神戸レタス」「ディノス・セシール」のマーケティング担当者がEC・店舗・モバイルを連動する施策効果を語った。

 「モバイルマーケティング」をテーマにしたディスカッションには、牧嶋琢実ニューバランスジャパンECチームマネージャー、ザ・ノース・フェイスのス山本剛ゴールドウインマーケティング部長が冒頭に2ブランドの動画を紹介し、ブランドへの理解を深めるためのモバイルコミュニケーションの効果を語った。

 牧嶋氏は「ブランドは売ることよりも、正しい情報提供が大切。その点はスマホアプリに大きな可能性を感じている」とし、山本氏は「一つの施策で効果が大きく出せなくなっている中で、モバイル施策はイベント参加者以外にブランド体験を広げられるチャンス」と話した。

 二つ目のディスカッションは「モバイルECの戦い方」をテーマに、菊池寛之ディノス・セシールマーケティング部マネージャーと、神戸レタスを運営するマキシムの林純司取締役が登場した。

 2社ともにモバイル端末からのECアクセスが伸びる中で、菊池氏は「アプリからアクセスするユーザーは、ロイヤルティーが非常に高い。スマホ内に売り場を持てるという意味は大きい」とし、林氏は「モバイルの広がりとともに、SNS(交流サイト)が拡大。今はインフルエンサーとの協業効果が高まっており、SNSごとに特徴を理解したい」と話した。

 ヤプリの庵原保文社長は「アプリ経由EC比率が5割を超えているブランドが出てきており、よりパーソナルなつながりが重要になっている」とし、特にヤプリ導入企業が220社となる中で、人材採用でも、アプリを採用する企業が出てきているとした。

ヤプリ主催のモバイル戦略セミナー




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事