ニューヨークのクーパーヒューイット美術館で2月13日に始まった「アート・オブ・ノイズ」(8月16日まで)は、音に関するデザインを集積した展覧会だ。展示数は300点以上。レトロなラジオやスピーカーは、そのデザインの美しさとユニークさに惹かれる。懐かしいジュークボックスもあり、MUJIの壁に取り付けるタイプのCDプレイヤーも展示されている。「音」の括りでデザインを振り返った、なかなか楽しめる展覧会になっている。
懐かしいトランジスター型やカセットテープレコーダーもある。

大型のレトロモダンのプレイヤーは、再生方法を示す動画が併せて展示されている。

コンクリートブロックを改造したアップサイクルも楽しい。

ヘッドフォンを着用してゆったり音楽を視聴できるコーナー。

グラフィックデザインに関しては、コンサートのポスターのセクションに、日本の「サマージャズ」と「北九州市立響ホールオープニングフェスティヴァル」のポスターが展示されている。

1979年につくられた「マックスウェル」のこのポスター、筆者にとっては懐かしい。

LPジャケットは、1966年から1971年のサイケデリックロックのポスターが中心。

別のフロアで同時開催中の「メイド・イン・アメリカ」展(9月27日まで)も面白い。写真家のクリストファー・ペインがアメリカの工場を周り、生産現場を撮った70点以上の写真が展示されている。NFL用の革製のフットボール、シンバル、トランペット、ランニングシューズ、ピンボールマシン、スタインウェイのピアノ、アカデミー賞のオスカー像、航空機のジェットエンジン、ブリヂストンのタイヤ、ハーマンミラーの椅子、ゴルフボール、CTスキャナーなど、アメリカには実にさまざまな製造業が存在していたのだと実感させられる展覧会だ。
もちろん今はなくなってしまった製造業は多い。このプリーツ会社は2023年に創業者が亡くなるまで70年続いたという。

帽子製造業は特に展示数が多い。手作業と機械を駆使して1つ1つつくっていた様子が偲ばれる。


89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ)
