作業着スーツ発祥のボーダーレスウェアブランド「ダブリューダブリューエス」(WWS)を企画・販売するオアシスライフスタイルグループ(東京)は、23年9~12月の売上高が前年同期比18%増と好調だ。ビジネスウェア需要の回復を背景に、23年3月から月別売り上げは10カ月連続で増加しており、冬物が動いた11、12月は大幅に伸長。保温性と軽量性に優れた冬用スーツの売り上げの伸びが貢献し、今秋冬商戦の好結果につながっている。
(河邑陽子)
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同社は、体から発生する遠赤外線を吸収・蓄熱する裏地を使用した冬用スーツ「ビズウォームモデル」を21年にメンズで発売。軽さと従来の伸縮・速乾・撥水(はっすい)性、家庭洗濯可能などの機能は保ちつつ、同社の従来品と比べ3度以上、体の表面温度が上昇する点が好評。コロナ明け後初めての冬を迎える今秋冬は、メンズを前年の3倍に増産し、新たにレディスも発売するなど、攻めの姿勢で秋冬商戦に臨んだ。