ワールドは、商品企画から生産、マネジメント、EC運営など自社が有するアセットを、個人の作り手やクリエイター向けに提供するサービス「ワールド・ファッション・クラウド」(ベータ版)を始めた。第1弾として、靴の「おいと」と「クロエンス」をローンチ。ブランド運営等を通じてさらなるニーズを把握、次期をめどに本格スタートさせる。
18年からクリエイターの支援を始めており、19年には対象をアジアに広げ、デザインアワードの開催などで社外クリエイターとの接点を創出。20年からは一部で生産支援を始め、同社の北青山ビルをクリエイターのコレクション発表の場として開放している。「個人発の共感エコノミーは広がっている半面、課題も少なくない」(同社)こともあり、作り手支援を本格化させるもの。
第1弾は、女性の足や靴に関する悩みを解消するパンプスブランドの「おいと」とインフルエンサーの瀬戸晴加さんがディレクターを務める「クロエンス」。ともにECが販路。1月上旬にはより個人に近い作り手の悩みを解消するサービス「ミレクト」、同月中旬にはタレントの橋本マナミさんがディレクターの「ナミマ」をそれぞれスタートさせる。
ネオエコノミー事業本部が窓口。事例の積み重ねを通じて、個人やクリエイター向けにサービス認知を高める。