6月29日開催の株主総会を経て、社外取締役に就任した。
社外取締役には自ら手を挙げた。ブログからユーチューブに活動の幅を広げ、ワークマンアンバサダーとして経験を積み重ねるなか、商品開発や店作りの面で「ワークマンに対して言いたいことがたくさん出てきた」という。「アンバサダーとして無償で活動するよりも、もう1ステップ上の立場で関わりたい」。そう考え、プレゼンテーション資料を作り、土屋哲雄専務と面会。「女性、主婦、キャンパー目線での助言、これまでSNSをやってきた経験に基づくマーケティングに関するアドバイスもできる」と、自らを売り込んだ。
今後、取締役会や毎月の営業会議、商品部門の部長が集う会議などに出席する。サリーさんの得意とするキャンプ分野では、「ブームが落ち着いてきたなか、よりとがった物作りを追求すべき」と強調。品番数をやみくもに増やすのではなく、「保冷力があり、手頃な価格(税込み2900円)で人気のクーラーボックス(真空ハイブリッドコンテナL)のように、他社がやらないワークマンらしいものに特化したほうが良い」と指摘する。
「消費者目線に立ち、ワークマンの外から見て感じた意見を伝えていければ」と意欲を燃やす。
(潤)