ワークマンの業績が好調だ。20年3月期は増収増益で、既存店売上高も35カ月連続で前年実績を上回り、第1四半期(4~6月)も2ケタ増収増益になった。進めてきた一般客の拡大が実った。「ワークマンプラス」の出店拡大に加え、既存の製品に寄せられるユーザーの意見を「丸飲み」して汎用性の高いヒット商品を生み出している。今後も一般客向けの販売はさらに伸ばす考えで、靴やレディス専用アウトドアウェア、レインウェアなどの専門業態開発も視野に入れている。
(柏木均之)
4、5月も成長
作業着需要の縮小を見越して一般客向けの商品開発に乗り出し、18年からワークマンプラスの出店を始めた。8月末時点の全880店のうち216店がワークマンプラスだ。一般客向けの販売が伸びたことで、新型コロナウイルスの影響がファッション市場に及んだ3月以降も、既存店売上高が伸びた。