前回はブランドとは何か、を見てきました。ではなぜ“ブランド品”が特別で、値段が高いのでしょうか?
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それは、多くの才能が関わり“価値”を上げているからです。
海外ブランドでは、「スーパーブランド」とも呼ばれる高額な製品が多数あります。こうしたブランドは生産や販売、宣伝に多額の費用を投じ、絶え間なくブランドの価値を上げてきました。
そうか!だから、ブランド品が値が張るのだね!
例えば、同じ皮革や素材を使うにしても、最も希少な部位や原料を使ったり、熟練の職人が手作業で丁寧に作り込みます。ブランドを象徴するデザイナー(最近ではクリエーティブディレクターと呼ばれることが多い)には、若くて才能が溢れる優秀な人を起用します。
そして、パリやミラノなど世界のファッションの舞台でキャットウオークショーを開催します。著名なカメラマンやスーパーモデルなどを使ったビジュアルなイメージを製作し、それをもとに世界で宣伝・広告を打ちます。
さらに、世界の主要都市に大きな旗艦店を作り、ブランドの世界を表現する、といった具合です。
優秀なデザイナーやディレクターを立ててショーを開いたり、スーパーモデルを起用して広告ビジュアルを作り世界でプロモーションを行ったりする
例えば、同じ工場で同じ素材を伝ったとしても、世の中になかった全く新しい物を生み出すのと、既にあるものを元に似たような物を作るのとでは、費用のかかり方が違います。オリジナルの製作、つまり0を1にする作業には、多額の資金が投じられているのです。ですから、ブランドによって大きく価値や価格が違うのです。
その価値が消費者にきちんと伝わり、認められれば、高い価格で販売できる、という仕組みです。
(続く)