カジュアルセレクトショップ「ウッディーハウス」を展開するウッディーハウス(京都府舞鶴市)が成長を続けている。22年2月期は、コロナ下でも大阪・なんばシティに都心部初の店を出すなどして売上高が20億円を突破。今期は4月に大阪・阿倍野に出店した一方、舞鶴市がPark-PFI制度(公園に施設を設置して運営する民間事業者を公募により選定する制度)を導入して公募した「赤レンガパーク官民連携型賑(にぎ)わい拠点創出事業」を担う民間事業者に選定された。4月から舞鶴赤レンガパークを拠点に、街の魅力を高める取り組みも行っている。
(小畔能貴)
前期は、21年春に2店新設、1店を移転増床、秋に1店新設、1店増床リニューアルとコロナ下で積極策を取った。春はライフスタイル提案を盛り込んだ舞鶴の「ウッディーハウスLBR」内に、キャンプやアウトドアも提案する新業態「ウッディーハウス&フィールド」をインショップで新設した。
秋に増床したウッディーハウス伊丹昆陽店でも、テントやアウトドア用品の提案を組み合わせ、「より多くのお客様が入店しやすくなり、手応えが良くなった」(志摩幹一郎社長)。21年9月に開設したなんば店は、扱いブランドの競合が多い立地だが、人気のオリジナルレディス「ソラモナ」「ソラモナポッシェ」も活用して品揃えしている。