インテリアショップを展開するウェルカムは主力業態「ジョージズ」のＭＤ再構築、最新型店舗への切り替えを夏までにほぼ完了し、新規出店を進める。また、〝食と暮らしのDIY〟をコンセプトとした食・インテリア雑貨の「トゥデイズスペシャル」は自由が丘の旗艦店を28日に改装する。改装後の同店を軌道に乗せた後、年内に新規出店に乗り出す。
ジョージズはユニセックス対応のインテリアライフスタイル店で、過去1年ほど売り上げが前年比1～3％増と堅調に推移している。ファッションビルなどに出す約100平方㍍、駅ビルを中心にした165～230平方㍍、郊外型ＳＣなどの265～400平方㍍規模の大型店の3タイプで出店し計27店。
現在、3世代ファミリーを対象にした武蔵小杉東急スクエア店などの最新モデルに各店を切り替えている。ステーショナリーでは紙のダイアリーなどアナログ型商品を縮小してモバイル対応を強化し、ボディーケアは特徴あるオーガニック系商品に品揃えを絞るなどMDを再編する。
アパレルは売り上げの3分の1の比率で安定し、顧客の来店頻度向上に寄与している。これまでは「コモディティーアイテム（日常着）」と位置づけていたため試着室は設けなかったが、客数が増え、ボトムの売り上げも増えたことから、今年から各店に順次、設置する。
家具を扱う大型店も、今冬のららぽーと立川に出店するなど店舗数を増やす。
トゥデイズスペシャルは自由が丘、渋谷の2店。自由が丘の旗艦店は改装で併設する飲食店と食物販の連携を強める。デリカ店、カフェを展開する同社のグループ会社、ディーンアンドデルーカジャパンのスタッフと改装に取り組む。今年は1、2店、来年は2、3店の出店を計画している。
