ウィゴー ビンテージ古着ミックス新業態の出店強化

2020/03/31 06:30 更新


 ウィゴー(東京)は、古着と新品をミックスしたレディスの新業態「アンジー・バイ・ウィゴーヴィンテージ」(アンジー)の出店を強める。価値ある一点物を求める女性へ、80~00年代の古着、ハイブランドのバッグなどを販売し、客単価1万5000円の高単価業態に育てる。

【関連記事】ウィゴー お笑いコンビ「EXIT」と春夏から新ブランド

 同業態は「大人ビンテージ」をキーワードに、19年から期間限定店でスタートした。着こなしのワンポイントに古着を取り入れて個性を出したい女性に広がり、加えて古着が持つ「一点物への価値」へのニーズが強まっているため、元々店舗展開していたウィゴーヴィンテージから、大人向けレディスをスピンアウトし、アンジーを立ち上げた。

 昨年までルミネ新宿に開いていた期間限定店は、ファンがついて売り上げが好調で、今春は常設店をルクア大阪、ルミネ新宿ルミネ2に相次ぎ出店した。

 商品構成は、古着60%・新品40%。強みの古着仕入れルートを活用し、80~00年代の古着を他店よりも値頃な価格で仕入れる。中心商品は総柄ワンピース(1万8000~2万円)、ラグジュアリーブランドのバッグ、アクセサリーの一点物など。

 新品はワンピース、セットアップといった古着では用意できないアイテムを、サイズ、在庫量を用意して販売。白ガーゼ使い、フリルのディテールなどで大人ビンテージのイメージも出す。新品生産は国内。ワンピース約8000円。

 「これまでは高感度な女性が求めていた古着や一点物のバッグが、商業施設で新品を探しに来る層にまで浸透してきた。一点物を気軽に探す楽しさをショップで表現していく」(山岸将事業開発本部第二事業部長)とし、店舗のブランディングを強めていく。

 3月4日に開設したルミネ2店は売り場面積は約50平方メートル。服・雑貨合わせて約90型で構成する。

価値のある古着や一点物を探す女性の広がりに応える


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事