今年は早く暑くなる 夏物は春からニーズ ウェザーニュース予想

2025/02/27 07:58 更新NEW!


 ウェザーニューズは今年の春の気温は平年並みか高く、夏は平年より高くなると予想する。そのため、夏物商品は春からニーズが高まり、早めの梅雨明けで暑さ対策商品の需要も早くから急増する可能性があるとみる。

 3月は、北日本の気温は平年より高い予想。東日本は平年並み~平年より高く、西日本と沖縄・奄美では平年並みになりそう。4月は南寄りを流れていた偏西風が次第に北上して5月にかけて暖かい空気が流入するため、4~5月の気温は北~西日本の広い範囲で平年より高いとみる。6~8月は日本近海の海面水温が平年より高い状態が続くことで、周囲の気温が高くなる。今年はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生しない見通しだが、フィリピンの東海上の海面水温が平年より高く、対流活動が活発化することで、太平洋高気圧の日本付近への張り出しが強まる見込み。

 これらにより、夏の気温は全国的に平年より高い予想。梅雨入りは全般的に平年並みの予想だが、太平洋高気圧の張り出しが強いため、梅雨明けは全般的に早くなり、梅雨明け以降は晴れて暑くなるとみる。チベット高気圧と太平洋高気圧が重なってダブル高気圧になる可能性もあり、平年より暑い夏になりそうだ。

 そのため、冷感グッズや日焼け対策商品などの春夏商品は早い時期から需要が高まりそう。夏場は経口補水液やスポーツドリンクなどの熱中症対策関連商品、外出時の紫外線や暑さ対策に日焼け止めやハンディー扇風機などの季節商品の需要が高い状態が続くとみる。

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