50周年記念のビジュアル
ワコールの「ディアヒップショーツ」が今年で発売50年を迎えた。はき心地の良いデイリーショーツとして累計1億4000万枚を販売、息の長いヒット商品となっている。今も「ワコール」ブランドの単品ショーツ売上高の約50％を占める主力商品だ。
発売50周年を迎える23年春夏物は、オーガニックコットン使用の新シリーズを投入するほか、定番タイプを含め、カラフル・ボーダー・無地・杢調タイプなど全29種のカラーバリエーションを展開する。全国の百貨店、専門店、量販店、ワコールウェブストアなどで販売し、23年2～6月の販売計画は90万枚を見込む。
「パンツフラワーギフト」も提案。ショーツを1輪の花のように制作できるオリジナルキットを付けたもので、2枚のうち1枚は自分用、もう1枚は大切な人へ贈るシーンなどを考えたプレゼントキャンペーンとなっている。
綿の編み地がショーツの主流だった半世紀前、「スパンティ」（ディアヒップショーツの前身）は、時代に先駆けて弾性繊維スパンデックスを採用。はき心地の良さと従来に無いフィット感が高い評価を受けた。ジーンズやミニスカートをはじめ、ボディーラインが出る洋服との相性の良さも人気だった。現在のディアヒップショーツは、綿や再生繊維などの天然素材を主に使用、脇継ぎの無い優しい肌当たり、裾が上がりにくく包み込むようなデザイン設計、豊富なカラーバリエーションが特徴となっている。
