《山本伊都子のVMDクリニック⑥》初秋から秋物への移行期　売り上げピーク把握しフェイシングを組む

ブランドの特徴とMDサイクル

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店頭在庫が多い月には

　9月は週を追うごとに新規商品が納品され、既存商品も実売期となっているので店頭在庫が多い月です。秋は実売期が初秋商品から秋商品に移るのが早いので、協業商品やカプセルコレクションの企画商品は陳列を縮小、または集約店舗に引き上げして秋商品の陳列スペースを拡大できるようにします。

　特に、上期の最終月になっているブランドは店頭在庫が多くなります。商品と什器数の拡縮は売り上げとの整合性が必要なので、それぞれの商品の売り上げピークを把握しているかどうかが大事です。その上で、商品の売り上げを見て、陳列やユニットのフェイシングを組んでいきます。