春物販売は計画通りですか? 4月前半は雨の日が多く気温もジグザグで安定しません。春商品を売り切る最後の時期です。売れる品番で奥行きがある商品をアピールするVMDになっていることが大切です。売り上げは型数ではなく奥行きでつくるのです。そのためには売り場の回遊性と商品ゾーニングが鍵になります。売りたい商品やその什器にお客様を誘導できなければ見てもらえないからです。
店頭在庫が多いこの時期、春コートやワンピース・ボトムなど丈の長い商品も多く、陳列ラックが高いのでお客様が売り場全体を見渡せないことがあります。
【関連記事】《山本伊都子のVMDクリニック⑭》2月後半編 春は立ち上がりに勢いを 「誰」に「何」を提案するか
誘導計画と視野の理解
誘導計画やその前提となる人の見える範囲、すなわち中心視野と周辺視野、中でも有効視野の理解が必要です。
ブランド特性や売り場の面積によって誘導の仕方は、VP/PP(ポイント・オブ・セールス・プレゼンテーション)による誘導や商品グループごとの什器の集合で誘導するかなど、違いがあります。お客様が欲しい商品、店が売りたい商品を見つけてもらいやすいようにチェックしてみましょう。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!