「ビズビム」は18~19年秋冬、きものをほうふつとさせるシルエットのコレクションを作った。
カットベロアのドレスは肘のあたりから幅を広げて、振袖をアレンジしたようなカッティング。スカート部分は、ボタンの留め方次第で脚が露出する。メンズのテーラードジャケットはドロップショルダーで、後ろから見るときものを着ているように見える。
素材作りではステッチを多用。ミシンステッチで柄を作って縮んだような素材感を出したり、ステッチを入れてから染めて糸を抜くことで柄を浮き上がらせたりした。デニムは、油分を全部抜いてビンテージの裏毛に近い質感を出したドライデニムを新しく見せた。(ニューヨーク=杉本佳子通信員)