中村ヒロキがデザイナーを務めるメンズブランド「ビズビム」のスポーツライン「ビズビムスポーツ」は、第2弾となる商品を出した。21年夏の第1弾にはなかった保温性のあるライトアウターなどを加え、通年着用できるコレクションにした。自社の直営店やECのほか、国内外の卸先などに販売している。
同ラインは、ビズビムならではの要素を取り入れたエクササイズやアウトドアに適したユーティリティーウェアを中心に揃えている。人工素材が広く普及する50年代以前のビンテージスポーツウェアに使われていた透湿性や保温性を持つウールなど、天然素材の機能を現代の技術と発想で再解釈し、今の生活環境にフィットする着心地と質感、スタイルを追求している。
ウールは繊維の細い17.5ミクロンのニュージーランド産の原毛を使用している。上品でしなやかな肌触りに加え、繊維のクリンプ数が多いため、高いストレッチ性やハリ・コシを備える。特殊な加工で水洗いを可能にしている。
第2弾では同ウールを使用したフリースボアのリバーシブルベスト(税込み13万4200円)、平織りのショーツ(3万5200円)、ランニングキャップ、無縫製編機によるレギンス(4万700円)などを揃えた。